観て、感じて、心穏やかに旅する
[2泊3日]
世界遺産 教会めぐり【平戸~五島列島~長崎編】(せかいいさんきょうかいめぐりひらどごとうれっとうながさきへん)
福江|
奈留島|
久賀島|
その他
1
長崎空港
長崎空港からレンタカーで平戸へGO!
世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」、平戸~五島列島~長崎のトライアングルエリアを2泊3日で巡る旅。まずはレンタカーで平戸へ。
2
漁師食堂 母々の手
新鮮なお刺身が食べ放題!
店舗すぐそばの白石漁港から定置網で獲れた地魚をバイキング形式で提供。新鮮な数種類のお刺身を存分にいただけるのはココだけ。地元のお母さんたちが作るお料理もバリエーション豊か。
〈営 業〉土・日・祝日 11:00~15:00
※平日は完全予約制
〈定休日〉火曜日
3
平戸市生月町博物館・島の館
かくれキリシタンの信仰などの歴史がわかる
捕鯨、かくれキリシタン、民俗、魚の剥製の4つの常設展示室と、企画展示室からなり(展示総面積1,322平方メートル)、日本捕鯨の歴史やかくれキリシタン信仰の様相についてジオラマ(模型)や映像を駆使し、分かりやすく紹介しています。
また日本最古の捕鯨業関係史料やかくれキリシタンの聖画など他で見る事ができない貴重な資料も数多く展示されています。
250点を越える魚の剥製展示も必見です。
◆料金
大人:500円、高校生:300円、小中学生:200円
※団体割引あり
◆営業時間
9:00~17:00
◆休日
1月1日・2日(燻蒸等による特別休館有)
◆交通アクセス
生月大橋から車で2分
4
山田教会堂
1878(明治11)年から平戸方面も担当したペルー神父の働きによってようやくカクレキリシタンからカトリック信徒となる人々が現れた地区。1912(大正1)年に鉄川与助の設計・施工で煉瓦造の現教会堂が建てられた。
1878(明治11)年から平戸方面も担当したペルー神父の働きによってようやくカクレキリシタンからカトリック信徒となる人々が現れた地区。1912(大正1)年に鉄川与助の設計・施工で煉瓦造の現教会堂が建てられた。
◆料金
なし
◆営業時間
教会へ予約必要
◆休日
特になし
◆交通アクセス
生月大橋から車で5分。
山田農協前バス停より徒歩15分。
5
黒瀬の辻殉教地(ガスパル様)
188福者のひとりガスパル西は、1609(慶長14)年に処刑され、生月最初の殉教者となった。十字架がたつ墓地「クルスの辻」での処刑を望んだという。クルスが「黒瀬」となったらしい。
188福者のひとりガスパル西は、1609(慶長14)年に処刑され、生月最初の殉教者となった。十字架がたつ墓地「クルスの辻」での処刑を望んだという。クルスが「黒瀬」となったらしい。
◆交通アクセス
山田教会堂から車で5分
6
田平教会堂
鉄川与助が設計・施工した最後の煉瓦造り教会堂
田平教会は、1886(明治19)年以降、ラゲ神父やド・ロ神父が買い取った土地に黒島、外海から移住した信徒によってはじまる。1918(大正7)年、信徒たちは、中田藤吉神父の奔走による寄付に助けられ、鉄川与助が設計・施工した最後の煉瓦造教会堂を建てた。
※田平教会堂の見学は原則として
長崎の教会群インフォメーションセンターへの事前連絡が必要です。
◆料金
無料
◆営業時間
午前7時~午後6時
◆休日
特になし
◆交通アクセス
JR佐世保駅から松浦鉄道「たびら平戸口駅」下車、西肥バス「平戸口駅前」バス停から肥首行き乗車。「天主堂前」バス停にて下車。平戸大橋から車10分。
7
平戸ザビエル記念教会堂
禁教が解けて信徒が住むようになり1931(昭和6)年、ミカエルに捧げた教会堂が建てられ、献堂40年にザビエル像を建て、「平戸ザビエル記念聖堂」とよばれるようになった。
禁教が解けて信徒が住むようになり1931(昭和6)年、ミカエルに捧げた教会堂が建てられ、献堂40年にザビエル像を建て、「平戸ザビエル記念聖堂」とよばれるようになった。
◆料金
無料
◆営業時間
9:00~18:00
◆休日
特になし
◆交通アクセス
JR佐世保駅から平戸まで(80分) 平戸市役所前下車徒歩5分。平戸桟橋から徒歩10分。
8
平戸の宿泊施設へ
平戸の夜を楽しんで
1日目の宿泊は平戸。 新鮮なお魚や平戸牛を堪能しましょう。 ライトアップされた平戸大橋や平戸城も夜の観光スポットです。 1日目終了です。
9
紐差教会堂
カトリック信徒、カクレキリシタン、仏教徒が混在する紐差に1885(明治18)年、教会堂が建ったとき、十字架が建っても迫害がおきないのでカトリックになるカクレキリシタンも増え、仏教徒の集団改宗もあった。現在の教会堂は、鉄川与助によって1929(昭和4)年に建てられた。
カトリック信徒、カクレキリシタン、仏教徒が混在する紐差に1885(明治18)年、教会堂が建ったとき、十字架が建っても迫害がおきないのでカトリックになるカクレキリシタンも増え、仏教徒の集団改宗もあった。現在の教会堂は、鉄川与助によって1929(昭和4)年に建てられた。
◆料金
無料
◆営業時間
8:00~17:00
◆休日
特になし
◆交通アクセス
JR佐世保駅から平戸まで(バス80分)、平戸桟橋下車同バス停より紐差バス停(バス30分)。平戸大橋から車30分。
10
宮の浦港 丸銀釣センター
平戸から新上五島へ
平戸の最南部にある宮の浦港からは、五島列島までの海上タクシーがあります。 このルートだと約1時間で目的地新上五島町有川港へ到着できるので、とても便利です。
■丸銀釣センター
〒859-5535
長崎県平戸市野子町宮の浦1243-3
TEL::0950-29-1006
※五島列島へは、5名様からの受付になります。
但し、天候によっては出港できない場合がございます。
11
有川港ターミナル
新上五島町へ到着!
12
割烹 扇寿
団体のお客様対応ができる、料理自慢のお店です。
佐世保からの船が到着する有川港のそばにあり、新鮮なネタが自慢のお刺身や、2種類のダシで食べる五島手延うどん地獄だきが人気のお店です。 低イス使用の座敷大広間では、50人ほどの団体のお客様への対応が可能です。
※料理画像はイメージです。
◆営業時間
11:00~14:00/
17:00~22:00
◆休日
不定休
13
頭ヶ島天主堂
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「頭ヶ島の集落」にある珍しい石造りの教会。
1軒をのぞいて皆キリシタンだったという頭ヶ島。 五島崩れの時、信徒は牢から全員逃げ出して島を離れ、迫害が終わってからこの地に戻ってきた。 頭ヶ島天主堂は、鉄川与助の設計施工によって建設され、近くの石を切り出して、1917(大正6)年に完成し、2年後の1919(大正8)年にコンパス司教により祝別・献堂された。 2001(平成13)年に国指定重要文化財、更に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する教会堂のひとつである。
◆営業時間
なし
◆休日
特になし
◆交通アクセス
有川港から車20分、頭ヶ島停留所から徒歩5分
14
郷の首港 奈留海上タクシー
キリシタンクルーズ出発
郷の首港から再び海上タクシーで、キリシタンクルーズへ。
■奈留海上タクシー
〒853-2201
長崎県五島市奈留町浦1863番地1
TEL:0959-64-2673
15
キリシタン洞窟
船でしか行くことができない上五島巡礼の聖地
若松島の里ノ浦のキリシタンは、明治初めの五島崩れの際、迫害を避けて船でしか行けない険しい断崖の洞窟に隠れたが、焚き火の煙を船に見つけられて捕縛され拷問を受けた。 この洞窟は後にキリシタンワンドとよばれ、1967(昭和42)年入口に十字架と3mのキリスト像が設けられた。
せと志お 0959-46-2020
明日香 0959-46-3631
祥福丸 0959-44-1762
前日までに、要予約。
料金
2名様までの乗船(1名様でも) 8,000円
3名様以上の乗船 お一人様 3,000円
◆料金
洞窟までは瀬渡し船を利用
◆営業時間
特にないが、夜間は避けた方が賢明
◆休日
特になし
◆交通アクセス
若松港より船で10分
世界文化遺産「奈留島の江上集落」構成資産。国指定重要文化財
明治初期の貴重な建築物として国の重要文化財に指定されている。
1881年建立の旧浜脇教会が1931年の建替えのとき、五輪地区に移築されました。
この旧教会が老朽化で解体される寸前、島内の仏教徒の助言によって価値が再確認され、五島市に移譲される事になり文化財として保存されました。
この地区は久賀島の中でいまだに直接車で行くことができない陸の孤島。
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「久賀島の集落」に建つ教会です。
18
福江港
福江港へ到着
福江港ターミナルからは、五島列島の島々へ行く船が出ています。
19
五島コンカナ王国
五島産ワインをいただけます
2日目の宿泊は、遊びとグルメと癒しの五島コンカナ王国。 鬼岳温泉もあり一日の疲れも癒されます。 2014年にはワイナリーもオープンしているので、五島産のワインも楽しめます。
■五島コンカナ王国
http://www.conkana.jp/
2日目終了です
20
電気自動車EVをレンタル
3日目は、環境に優しい電気自動車で
今回のレンタカーは、電気自動車EV。自然豊かな島の環境を考え、電気自動車のレンタカーが多く走っています。島内には各スポットに充電ポイントがあるので安心。
ロマネスク、ゴシック、和風建築が混合した白亜の美しい教会
水ノ浦の信徒は、五島と大村の藩の政策による1797年の外海(大野・牧野・神ノ浦)5人の男性とその妻子の移住にはじまると伝えられています。
1880年に最初の教会が建築されましたが、老朽化にともない、奥の土手を削って広げ、1938年、鉄川与助設計施工の木造の優美な現教会に改築されました。ロマネスク、ゴシック、和風建築が混合した白亜の美しい教会で、木造教会堂としては最大の規模を誇り、青空に尖塔がそびえる光景は絵になる美しさです。高台にはヨハネ五島(26聖人の内の五島出身者)の像や、弾圧時代の牢跡もあります。
※現在は感染症対策の一環で堂内の拝観を中止しております。
リブ・ヴォールト天井で、レンガ造りのゴシック様式。下五島に現存する教会としては、堂崎教会に次ぐ2番目に古い教会
楠原地区は、1797年の五島藩要請で、六方の浜から上陸した第1陣の外海キリシタンが移住し、開墾した地域です。
仏教徒を装っていたときは穏やかな暮らしでしたが、久賀島から始まった五島崩れは、楠原にもおよび、信者が捕らえられました。
禁教の高札がおろされたのちの、1912年、ようやく現在のレンガ造の教会が建ちました。
その後年月の経過と共に楠原教会は徐々に傷みが出始め、その都度部分的な補修が行われていましたが、昭和43年には祭壇部分を含め大がかりな増築、補修工事が行われ現在に至っています。
明治の始め、キリシタン迫害のために牢屋として使われた建物(復元)
1868(明治元)年末、久賀島からはじまった「五島崩れ」はクリスマスの日に水ノ浦におよび、まもなく楠原のキリシタンも取り調べをうけて、仮牢となった帳方(キリシタン組織の最高責任者)・狩浦喜代助宅に投獄された後、水ノ浦の牢に移されました。
牢屋となった屋敷の材木は、1954(昭和29)年、水ノ浦修道院楠原分院の1階に使用され、1995(平成7)年に解体、翌年、牢屋跡横に残された材木で、牢屋が縮小復元されました。
敷地内には、1971(昭和46)年、「信仰の自由100周年記念祭」の時に立てられた記念碑「祈りの像」があります。
五島のシンボル的教会。県指定有形文化財
禁教令が解かれたあと、五島キリシタン復興の任を帯びて、フランス人宣教師フレノー、マルマン両神父が五島を訪れ布教にあたり、1879年にマルマン神父によって、五島における最初の天主堂(木造)が建てられました。
その後着任した、ペルー神父によって1908年に、現在のレンガ造りの教会堂が完成しました。建築の際には資材の一部がイタリアから運ばれ、内部は木造で色ガラス窓、コーモリ天井などの教会堂建築となっています。
現在は、弾圧の歴史や資料を展示する資料館として、一般公開されています。
1974年に、県の有形文化財(建造物)の指定を受けました。
島まるGOTO召し上がれ!
囲炉裏を囲みながら、とくとご覧あれ!
※要予約
26
福江港ターミナル
ジェットフォイルで長崎へ
最短85分で長崎港に着く、高速船ジェットフォイル。
※季節によって出港時間が変更しますので、お電話でご確認の上ご利用ください。
■九州商船 TEL 095-822-9153
http://www.kyusho.co.jp/
27
長崎港
長崎へ到着!
長崎港からは、五島・新上五島へ毎日就航しています。 近年は大型クルーズ客船が寄港し、長崎港に多くの見物客が訪れています。
28
大浦天主堂
世界の宗教史上に残る劇的な「信徒発見」の舞台
幕末の開国にともなって造成された長崎居留地の中に、在留外国人のために建設した中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の国内現存最古の教会堂です。聖堂内を飾るステンドグラスには、約100年前のものもあります。
直前に列聖されたばかりの「日本二十六聖殉教者」に捧げられました。
西坂の丘で殉教した二十六聖人へ祈りを捧げるために建てられたため、正面は西坂の丘に向けられています。
設計指導者はフランス人宣教師のフューレ、プティジャンの両神父で、施工は天草の小山(こやま)秀(ひで)です。元治元年(1864)末に竣工し、翌年2月に祝別されました。この直後の3月に、浦上の潜伏キリシタンが訪れ、信仰を告白したことにより、世界の宗教史上にも類を見ない劇的な「信徒発見」の舞台となりました。
明治8年(1875)と同12年(1879)の増改築により、平面形式と外観デザインも変容し、外壁も木造から煉瓦造に変更されましたが、内部空間の主要部には創建当初の姿が温存されています。
また1933(昭和8)年に国宝となるが原爆で被害を受け、1953(昭和28)年、日本最古の教会堂として国宝に再度指定されました。
◆料金
大人300円、中高生250円、小学生200円
※団体割引あり
◆営業時間
8:00~18:00(入館は17:45まで)
◆休日
年中無休
◆交通アクセス
JR長崎駅前から路面電車(正覚寺行乗車、築町乗換え、石橋行乗車)利用20分、大浦天主堂下下車、徒歩5分
29
長崎駅から帰路へ
長崎駅前バスターミナルからは、約1時間で長崎空港に着く、空港リムジンバス出ているので便利。 長崎駅からは博多までの特急かもめで約2時間。
■長崎空港リムジンバス
http://www.keneibus.jp/limousine/?rt=nagasaki
世界遺産候補「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を巡る2泊3日の旅終了。 お疲れさまでした!
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