マイカメラを持って祈りの地、五島へ―。
[1日]
私とカメラの五島旅物語(ワタシトカメラノゴトウタビモノガタリ)
福江|
三井楽
市街地から一番近い海水浴場
六方の小さな港の奥にある砂浜の海水浴場。湾内の水はかなり透き通っていて、小魚が泳いでいるのを目見えるくらい透明度はバッチリ。
砂浜は若干粗めですが、トイレ・シャワー設備もあり小さなお子様連れの海水浴にぴったりです
ノアの方舟をイメージした教会
1797(寛政9)年大村藩から五島への移住が始まり、約3年の間に3000人が移り住みました。その中から奥浦地区に住み付いた潜伏キリシタンは、平蔵、浦頭、大泊、浜泊、堂崎、嵯峨瀬、宮原、観音平、半泊、間伏に住み、表向きは地元の寺の壇徒となり、密かにキリスト教を守っていました。
1868(明治元)年12月、奥浦村では信徒59名が浦頭の信徒宅に囚われ、久賀島に引き続き迫害が本格化していきました。棄教を迫られた信徒たちには叩き責め、火責め、水責め、算木責めなどの責め苦が待っていました。この地区で叩き責めにあう信徒の悲痛な叫び声が、約2キロ離れたところまで聞こえたと伝えられています。
浦頭地区には、1888年に最初の教会が建ち、1921年に2代目が、さらに1950年に増改築され、1968年、集落の高台である現在地に建てられました。五島宣教の中心だった堂崎教会の老朽化や、交通機関の変化も伴い、浦頭が一帯の中心の教会となります。
赤レンガが特徴的な教会
禁教令が解かれたあと、五島キリシタン復興の任を帯びて、フランス人宣教師フレノー、マルマン両神父が五島を訪れ布教にあたり、1879年にマルマン神父によって、五島における最初の天主堂(木造)が建てられました。
その後着任した、ペルー神父によって1908年に、現在のレンガ造りの教会堂が完成しました。建築の際には資材の一部がイタリアから運ばれ、内部は木造で色ガラス窓、コーモリ天井などの教会堂建築となっています。
現在は、弾圧の歴史や資料を展示する資料館として、一般公開されています。
1974年に、県の有形文化財(建造物)の指定を受けました。
昔なつかしアイスクリン
堂崎教会に隣接するテイクアウトのお店『BABY Qoo』。
昔なつかしのアイスクリンとドリンクを販売しています。人気はバナナフロート。
笑顔が素敵なばっぱがお出迎えしてくれます。
民泊『堂崎家』もしています。
お問合せ:観光協会 0959-72-2963
旅の休憩に巡礼カフェOratio
堂崎教会のすぐ近くの、煙突がある可愛いお家が『巡礼カフェOratio』。
中に入ると賛美歌が流れていてとっても居心地のいい空間です。
ご夫婦2人で営んでおり、ドリンクやスイーツセットなどのメニューをご用意しております。
ほかにも、堂崎マドレーヌの製造・販売もしておりますのでお土産にいかがですか?
ドリンクはテイクアウトもできます。
戸岐半島と奥浦を結ぶ大橋
奥浦から戸岐方面に向かう途中にある赤が印象的な戸岐大橋。
戸岐大橋の完成以前、戸岐半島は飛び地であり渡海船で戸岐湾を渡るか、陸路の場合は岐宿地区を経由しなければなりませんでした。
戸岐湾を望む絶景の所に昭和54年アーチ型の赤い立派な橋が架けられました。
晴れた日は空の青さと橋のコントラストがとっても綺麗で印象的です。
こちらは映画『くちびるに歌を』でも撮影されたスポットでもあります。
ガラスが織りなす美麗アート
幻想的な光で教会を彩るステンドグラス。
店舗での販売の他に、ステンドグラス作り体験もできます。
初心者でも簡単なキーホルダーのほか、小物いれやランプシェードといったインテリアなども作ることができます。
※体験は、必ず事前予約をお願いします。
お問合せの電話が繋がりにくい場合は、下記の番号へおかけください。
090-6776-2141
五島コンカナ王国内にある『五島ワイナリー』。
『五島ワイナリー』では、五島産のぶどうを原料にオリジナルのワインを製造・販売しています。
キャンベル・アーリー、ナイアガラ、マスカット・ベリーAなど、五島の自然が育てた葡萄を使用したワイン(スパークリング、ロゼ、白、赤)を製造しております。
キャンベル・アーリーはフランボアーズの果実味、ローズ系の華やかな香りがある柔らかでドライな口当たりのワインです。
ここで生産されたワインはその場で、旬の食材を活かした料理とともに味わい頂けます。
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