皺の浦海岸しわのうらかいがん

２つの天然記念物がある海岸

奈留町大串地区の皺の浦海岸には２つの市天然記念物があります。
一つ目は、満潮時には根本が海水に浸る日本では珍しい半マングローブ植物のハマジンチョウです。2月から３月にかけて、紫色や薄紫色の花を咲かせ、冬の景色に彩りを添える五島列島の特徴的な植物で、ここ皺の浦海岸の少し内陸にある池塚の池にはハマジンチョウの群落を見ることができます。
２つ目は、ビーチロックという砂や礫(れき)が石灰質の成分で固められてできたもの。サンゴ礁が分布する熱帯、亜熱帯の海岸に多く見られ、九州本土や周辺の島々の分布は限られています。ビーチロックの中から曽畑式土器の破片が見つかったことから、縄文時代の前期にできたと考えられています。

エリア: 奈留島

カテゴリー: 自然・景勝地歴史・文化財・日本遺産ジオパーク

旅のテーマ: 五感で感じるジオパーク

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基本情報

住所	長崎県五島市奈留町大串浦字池塚５０３−１
アクセス	奈留島港から車で約25分

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