五島で釣れるお魚まるわかり!お魚カレンダー!
【五島市公式釣り特集】
旬で美味しい魚と釣りやすい時期を考えて釣り人カレンダーを作ってみました。
創業70年の歴史を持つ金沢鮮魚さんと創業昭和40年代の老舗の釣船都丸の若船長「こまてるきさん」にご協力をいただきました。
特集INDEX
お魚カレンダー
五島列島は多くの自然条件に恵まれています。世界最大級の海流である黒潮から九州南西部で分岐する暖流対馬海流が五島列島を洗い対馬へ流れ込んでおり、この流れに乗って多種多彩な魚が回遊し、豊富な海の恵みをもたらします。
さらに五島列島が浮かぶ東シナ海には世界でも有数の大陸棚が広がっています。そして、そのほとんどが極めて最良な漁場です。年中旬な魚釣りを楽しめるため、いつしか【釣りの聖地五島列島】と誰もが呼ぶようになりました。
金沢鮮魚さんから魚種ごとの旬を教わる
創業70年の歴史を持つ金沢鮮魚さんは鮮魚流通を通じて「人も海も喜ぶ循環を作ること」を使命とし、お客様に最高のお魚をお届けするとともに、かけがえのない海を守るためのアクションを続けている鮮魚店です。
鮮魚に関わる全員が豊かさを取り戻すため、これまでの常識に挑戦し、あるべき水産業や食、人との向き合い方、海との向き合い方を本気で追求していらっしゃいます。まさにSDGsな取組みですね。
今回そのような金沢鮮魚さんに、食べて美味しい時期のお魚カレンダー制作を手伝っていただきました。
※カレンダーは2ページあります、スライドしてご覧ください。
都丸に聞いた五島で釣るならこの時期を逃すな!
旬の時期=釣れる時期とは限らない。その辺りの違いも把握して釣行すべきだろう。都丸の「都」の屋号は戦前から続いていおり、昭和40年代創業の老舗の釣船です。現在は「エサ釣り船」「瀬渡し船」「ルアー船」を操業、民宿も営んでおり陸、海上の双方で長年釣り人と寄り添ってきました。その長年の経験を元に作成した釣れる時期のお魚カレンダーを参考に五島へ来島していただけたら幸いです。
※カレンダーは2ページあります、スライドしてご覧ください。
※なお、このカレンダーは気候変動により変わっていく場合がございます。
青物御三家一番人気、ヒラマサ!
青物御三家、その中でもひと際熱い眼差しを向けられるのがヒラマサ。他の御三家のブリやカンパチと比べ個体数も少なくレア度が高いこともありますが、強い引きから白熱したファイトが繰り広げられるのが人気の理由だと考えられます。
五島では2月末から3月にかけドデカ春政を狙って大勢のアングラーが竿を振り続けます。食べるなら12月~3月が美味しいです。
私も10㎏越えを目指してオフショアキャスティングに挑み、何度も体ごと持っていかれそうになりながらも約20㎏のヒラマサを釣りあげたあの達成感は今でも忘れられません。またトップウォーターの水面爆発からヒラマサを獲ったマミ(釣りします!スタッフ)もそのときのファイトは想い出深いようです。
どうしても釣りたいマミさんvsヒラマサ!長い戦いを制したのは…!?/五島列島でキャスティング
ロックショアから狙うはクエ(九絵/アラ)!
都会の市場にはあまり出回ることのない高級魚、【クエ/アラ】。「クエを食ったら他の魚は食えん(くえん)」・・・この言葉を知ってる人も多いかと思います。そのような言われ方をするほど美味しい魚です。
クエの釣り方には2種類あります。昔ながらの極太仕掛けで、エサにアジやイカなどの魚を使用して行う釣りと、近年流行のルアーを使ったハードロックフィッシュという釣り方です。釣るなら梅雨の6月ごろと秋の10、11月あたり、食べる時期的には秋・冬の10~1月あたりになります。
大物を狙うなら極太仕掛けでしょうがルアーでも中型までは狙えて十分楽しめます。何よりもクジに当たったかのような釣れた時の特別感。その後のクエ鍋はご褒美ですよね。初めて釣ったクエはどうせならちゃんと美味しく食べたいと料亭に持ち込んでみたいくらいです。
【釣×食】五島で憧れのあのクエを釣りました!/コアマンVJはやっぱりすごかった...
レジャーでの「クロマグロ釣り」が全面禁止から限定付きで解除へ!!
対馬海流に流れてきたクロマグロを狙うツワモノアングラーもいたのではないでしょうか。2022年5月末まで全面禁止となっていたクロマグロのレジャーとしての釣り(遊漁)は制限付きで解除されました。30キロ以上の大型魚で「保持は1日1人1尾まで」。ただし、全国での釣りの漁獲量が基準を超えそうな場合は再び禁止するとなっています。皆様、水産庁のHPで釣りの漁獲量を確認することができます。熱き戦いを望む方もいらっしゃるかとは思いますが、これ以上制限が厳しくならないためにもほどよい楽しみ方のご協力をお願いします。
【五島列島のマグロ】朝捕れたマグロを昼に捌いて食べました。/その後の熟成マグロもたまらない...
家族とわいわい第二弾!ひゃーだこ獲り!うなぎ獲り!
釣りではありませんが、五島には【ひゃー(灰)だこ獲り】があります。潮がひいた岩場の穴や隙間に灰や塩を吹き入れて、はいだしてくるイイダコを取るという五島に伝わる磯遊びです。9月下旬から10月下旬までの大潮の間に行われています。道具を用意するのはいたって簡単で塩とコップとストローだけ。子供でも遊びの一環で獲ることが出来る。イイダコは甘辛煮にして食べると絶品です。
ウナギを狙えるシーズンは、4月後半から10月末まで。夕暮れ直後からが勝負。河口付近での釣りも楽しめますが家族やパートナーとならば直接突きに行くのも楽しい。住処としている石をひっくり返し、にょろにょろと逃げるうなぎを家族みんなでワーキャーと追いかける。自身で獲った天然鰻を蒲焼きにして頬張るのはたまりません。
【ひゃーだこ】穴から飛び出すタコを捕まえる!
どでかい天然うなぎを発見⁉自分で突いたうなぎと呑むお酒は最高!!!【五島列島】
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