さぁ、キャンプにでかけよう!五島市のキャンプ場&楽しみ方をご紹介-1

さぁ、キャンプにでかけよう!五島市のキャンプ場&楽しみ方をご紹介

ここ数年で注目度の上がったアクティビティといえば、キャンプもそのひとつ。屋外で密になりにくいこともあり、全国的にキャンプ場の人気が高まっています。五島市の主なキャンプ場といえば、福江島の魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園キャンプ場とさんさん富江キャンプ村、奈留島にある宮の森総合公園キャンプ場の3つ。その他おすすめ施設もあわせて、初心者からプロキャンパーまで魅了する島のキャンプ場と、楽しみ方をご紹介します。

特集INDEX

大自然を満喫できる五島キャンプの魅力

2022年1月に「五島列島ジオパーク」として、日本ジオパーク認定が決定した五島市。世界遺産と日本遺産、ジオパークの認定は、歴史・文化・自然といった多様な資源をあわせもつ豊かな島を象徴しています。五島でのキャンプは、この資源あふれる自然の恵みを体験できる絶好の機会。島に暮らす人はあらためてこの土地の魅力に気付かされ、島を訪れた人はこの地の豊かさに魅了されることでしょう。

❶ オーシャンビューの唯一無二な絶景キャンプ
どこのキャンプ場に行くか下調べをするとき、まず気になるのはロケーション。五島のキャンプ場で福江島内にある魚津ヶ崎公園キャンプ場とさんさん富江キャンプ村は、どちらも海を目の前にしたキャンプ場です。西海国立公園内に隣接する魚津ヶ崎公園キャンプ場は、空と海が橙色に染まりゆく幻想的なサンセットも見どころのひとつ。富江湾に面したさんさん富江キャンプ村は目の前に白い砂浜のビーチが広がり、その先に島のシンボルである鬼岳を望むことができます。潮風を感じる絶景のキャンプ場では、思いっきりリフレッシュできるはず。

❷ 混雑なしのゆったりとした時間を楽しもう
近年、キャンプ人気は高まる一方です。メディアでもキャンプの特集が組まれるなど、「キャンプ」という言葉が日常的に耳に入ってくるようになりました。それに伴い、予約でいっぱいになるキャンプ場も…。その点、五島のキャンプ場は比較的混み合っておらず、ゆったりとしたスペースで楽しむことができるでしょう。周囲を気にせず自然のなかに身をおいて、リラックスできる時間をお届けします。

❸ マジックアワーのあとは天体観測が待っている
現地に到着してキャンプスペースを整え、食事の支度をしつつ、ゆっくりと時間が過ぎていくといつの間にか夕方に。天気のいい日に黄昏時のマジックアワーを迎えると、空色の変化とともに時間の経過を感じます。空の色が橙色から群青色に変わると浮かんでくるのが無数の星。街中とちがって街灯が少なく、背の高い木々に囲まれたキャンプ場とも異なるため、空を見上げると一面星空の大パノラマが広がります。

❹ 地元食材を使ってキャンプ飯をグレードアップ!
五島には、肉も魚も野菜も新鮮な食材が勢揃い。五島牛や五島豚、五島地鶏といったブランド肉もこの土地で育ちます。また、日本屈指の好漁場である五島列島。海流や漁場、立地といった好条件が重なり、活きのいい多様な種類の魚が水揚げされます。そして、海に囲まれた土地のミネラル豊富な大地で育つ野菜には、野菜本来の甘みがたっぷり。ピチピチの食材が直売所にずらりと並んでいるので食材選びがとっても楽しく、キャンプ飯のクオリティーもアップすること間違いなし!

❺ お風呂タイムは島の温泉で癒やされよう
島内にはいくつか日帰り温泉施設があり、キャンプの際にも助かります。魚津ヶ崎公園キャンプ場から車で約25分。九州最西端の温泉地である荒川温泉は、島で唯一の高温自噴泉です。
さんさん富江キャンプ村から車を約5分走らせると、かけ流し温泉の「富江温泉センターたっしゃかランド」に到着します。こちらはサウナも完備した温泉施設。行きや帰りで温泉に浸かると、キャンプと温泉の相乗効果で一気にリフレッシュできそうです。

【詳しくはこちらのページで】
●荒川温泉
●富江温泉センターたっしゃかランド

五島市のキャンプ場をご紹介

市営のキャンプ場で稼働しているのは現在3ヶ所(2022年2月時点)。福江島内の魚津ヶ崎公園キャンプ場とさんさん富江キャンプ村、福江島からフェリーで渡る奈留島の宮の森総合公園キャンプ場です。海を見渡せるバンガローや森に囲まれたキャンプサイトなど、それぞれの場所や特徴、施設内容などをご案内します。

  • 魚津ヶ崎公園キャンプ場・バンガロー-1

    魚津ヶ崎公園キャンプ場・バンガロー

    こちらは、福江市街地から北西に向かい車で約25分の場所に位置します。目の前に大海原が広がる非日常的なスポット。すぐそばの岩場では磯釣りを楽しむ人の姿も見られます。また、公園内の広大な花畑は息をのむ美しさ。シーズンになると畑一面に四季折々の花がびっしりと咲き、訪れる人を楽しませます。キャンプ場にはバンガロー、炊事棟、シャワー棟があり、芝生の上にテントを貼るキャンプサイトを完備。島の端っこで自分だけの特等席を見つけに行きませんか?

    魚津ヶ崎公園キャンプ場・バンガロー
  • さんさん富江キャンプ村-1

    さんさん富江キャンプ村

    福江市街地から南に向かい、富江方面へ車で約25分。さんさん富江キャンプ村は、敷地内に海水浴場やアスレチック、テニスコート、サイクリングロードなどを備えた総合施設です。2階建てと平屋のバンガロー、ケビンやテントサイト、30名まで泊まれる広~い研修棟など、充実した設備が揃っています。また、BBQ台や木炭など必要なものの多くはレンタル可能。食事は、五島の新鮮食材を使ったボリューム満点のバーベキュー(冬は鍋)を予約できるので、手ぶらで行っても安心です。

    さんさん富江キャンプ村
  • 宮の森総合公園キャンプ場-1

    宮の森総合公園キャンプ場

    福江港から奈留港まで高速船で約30分、フェリーで約45分で到着します。福江島から行く際は、船に車を乗せて訪れるケースが多いとか。奈留港からキャンプ場までは、車で約7分の距離。奈留島の真ん中に位置する森のなかのキャンプ場です。歩いてすぐのところに海水浴場があり、夏には海水浴も楽しめます。敷地内にはオートキャンプやテントサイト、バンガローを完備。テニスコートやローラースケート場もあるので充実した一日を過ごせるスポットです。

    宮の森総合公園キャンプ場

コラム

〈予約とキャンセルについて〉
上記、市営キャンプ場の予約は、各キャンプ場の電話番号まで直接お電話いただくか、公式LINEからも受け付けています。

◆市営キャンプ場の他にも、五島には全国各地から人が訪れる魅力的なアウトドア施設があるのをご存知ですか?今回は、グランピングのテントを備えた施設をご紹介します。

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ゼロ星ホテル NANGORA HILLS(ナンゴラヒルズ)

カーシェアリングサービスの「BaRaCAR(バラカー)」が営むグランピング&ビーチリゾート施設。福江市街地から車で約7分ほどの場所にあり、山と海を見渡せる絶好のロケーションです。定番のグランピングテントをはじめ、宿泊用のコンテナハウスやキャンピングトレーラー、展望露天風呂、カラオケにビリヤード、オーシャンフロントでBBQが楽しめるクッキングガーデンも用意しています。数多くの充実したアクティビティーも要チェック!

五島でキャンプ、いざ実践!島到着からキャンプ場まで、押さえておきたい4つのこと

目的地が決まると必要なものが見えてきます。これを読んでくれているあなたがもし島外から訪れるなら、まず福江島までのルートを考えるでしょう。何を持っていけばいいか、食材はどこで調達するのか、車はどこで借りられるのか・・・など、いくつか疑問も浮かぶはず。そこで、キャンプの前後に押さえておきたい4つのことをご案内します。

❶ 島外からのアクセス、そしてキャンプ場へ
空路では、福岡空港から約40分、長崎空港から約30分で五島福江空港に到着します。
海路では、博多港からフェリー「太古」を利用すると23:45発、朝8:15に福江港に到着です(福江港からは10:10発の17:50博多着)。長崎港からは、高速船のジェットフォイルで約1時間25分、フェリーだと約3時間10分で福江港着となります。その後、宮の森総合公園キャンプ場に行くなら、福江港から奈留港行きのフェリーに乗船しましょう。福江島内のキャンプ場へは、バスやタクシーもありますが、自由に移動できるためレンタカーをおすすめします。

【詳しくはこちらのページで】
●島外からのアクセス

❷ レンタカーを借りて移動しよう
五島の観光巡りで欠かせないのがレンタカー。島内では路線バスも運行していますが、路線や本数に限りがあります。タクシーで移動するにも島の中心地からもっとも離れたキャンプ場まで片道約25〜30分。さらに買い出しなどを考えると、金額や自由度を考慮してやはりレンタカーがよいでしょう。島外から車を持ち込みたいときはフェリーで車の運搬をしているので、確認してみてくださいね。

【詳しくはこちらのページで】
●五島市のレンタカー

❸ キャンプに必要なアイテムや食材を調達!
キャンプ前の下準備で、向こうには何が揃っていて自分では何を持っていけばいいかと考える際の参考に。食材を買うお店もあわせてご紹介します。


ー各キャンプ場のレンタル品ー
魚津ヶ崎公園キャンプ場
テント4〜8人用(840円〜)、毛布(100円)、BBQセットー網、台、トング、火ばさみ(520円)、バンガロー内エアコン2時間(100円)、温水シャワー5分(200円)、食器、炊事用具(詳細はお問い合わせください)
※紙皿や割り箸、木炭など事前に準備しておきましょう。
※金~日は敷地内のお店「花笑み きくや」に事前予約すると木炭と薪を購入できます。

【詳しくはこちらのページで】
●魚津ヶ崎公園キャンプ場


さんさん富江キャンプ村
台座式テント5人用(1,890円)、テント8人用(1,050円)、毛布・タオルケット(250円)、ランタン(520円)、懐中電灯(310円)、炊事用具1セットー飯盒、まな板、包丁、鍋ほか(420円)、食器セット1人用ー紙皿、割り箸(100円)、BBQセットー網、台、トング(420円)、バンガロー内エアコン・テレビ2時間(100円)、自転車2時間(200円)、マキ1束(400円)、トーチ棒付きキャンプファイヤー(6,600円)、木炭2kg(830円)
朝食(700円)、夕食〈BBQや鍋〉(3,000円)

【詳しくはこちらのページで】
●さんさん富江キャンプ村


宮の森総合公園キャンプ場
台座式テント5人用(2,100円)、テント5人用(1,050円)、BBQ野外炉4人用・10人用(520円・1,050円)、大浴場(1人310円)、毛布・タオルケット・キャンプマット(各210円)、ランタン(420円)、懐中電灯(310円)、炊事用具ー包丁とまな板3人・5人・7人用(210円・310円・420円)、食器セットースプーン、フォーク、箸1人・3人・5人用(100円・210円・310円)、飯盒(100円)、なべ大・中・小(520円・310円・210円)、フライパン(100円)、シュラフ・キャンプマット(420円)、テニス用ラケット・ローラースケート・スケートボード(大人100円、中学生以下50円)

【詳しくはこちらのページで】
●宮の森総合公園キャンプ場


ー五島産の食材調達ならここへ!ー
〈福江島〉
産直市場・五島がうまい
店名だけでどんなものがあるのかすぐわかる!採れたての野菜をはじめ、五島産の肉や魚、果物を揃えています。

住所:長崎県五島市籠渕町2450-1
電話番号:0959-88-9933
営業時間:9:00~19:00(4月~9月)、 9:00~18:30(10月~3月)

【詳しくはこちらのページで】
●産直市場・五島がうまい


バリューファームとれとれ市場
五島で採れた旬の食材が並んでいます。隣接するダイキョービッグバリューも品揃え豊富なので併せてチェックを!

住所:五島市籠渕町2163
電話番号:0959-74-2152
営業時間:9:00〜20:00 
※ダイキョービックバリューは9:00~22:00


エレナFC福江店
五島産に限らず、各地から食材を集めています。福江港からすぐ近くなので、奈留島の宮の森総合公園キャンプ場へ向かう前に立ち寄ってみては?

住所:五島市東浜町3-3-3
電話番号:0959-74-0077
営業時間:9:00〜21:00 


〈奈留島〉
ココマート
奈留島にある生鮮食品を揃えるスーパーです。宮の森総合公園キャンプ場へ行く際はこちらで食材やBBQ用の木炭を調達できます。
数量によりキャンプ場への配達も行っているそうです。

住所:五島市奈留町浦407
電話番号:0959-64-4060
営業時間:9:00〜19:30 


ーちょっとしたアイテムの購入ならここへー
五島シティーモール
食材及び、紙皿や割り箸、ウェットティッシュなどを購入するときにどうぞ。

住所:五島市吉久木町731
電話番号:0959-75-0003
営業時間:つはき屋 9:00〜20:00、各店舗 10:00〜20:00

【詳しくはこちらのページで】
●五島シティーモール


ドゥイング オサダ福江店
アウトドアグッズのみならず釣具も揃うホームセンター。

住所:五島市上大津町182-8
電話番号:0959-75-0885
営業時間:9:00〜20:00 


❹ テイクアウトしてキャンプへ行こう!おすすめのお店
wondertrunk&co. travel-bakery
焼き立てのハード系のパンやクロワッサンが並ぶパン屋さん。すぐに売り切れる人気店です。

住所:五島市富江町田尾1302
電話番号:0959-86-3151
営業時間:月火土日の8:00〜12:00(シーズンにより異なる)売り切れ次第終了
店休日:水、木、金 

【詳しくはこちらのページで】
●wondertrunk&co. travel-bakery


山口商店
ホットサンドやシェイク、ソフトドリンクをテイクアウトできます。どれも一度味わうとすぐにまた行きたくなる美味しさです。

住所:五島市岐宿町中岳1077-1
電話番号:0959-83-1005
営業時間:9:00〜17:00
店休日:日曜

【詳しくはこちらのページで】
●山口商店

バンガロー泊ならキャンプ初心者も安心

テントの組み立てや眠るときの快適さ、虫が苦手で…などを考えると、キャンプのハードルは高くなります。そんな方におすすめしたいのがバンガロー泊!小さなお子さまがいてもこれなら安心です。

バンガローには布団、シャワーやお風呂も完備しています。料金を払うとエアコンも炊事用具も利用できるので、暑さ寒さの心配無用!さらに、室内からオーシャンビューが目に飛び込んだり、窓越しに満天の星空を見上げたり、部屋にいながら大自然に包まれます。

なかでも、さんさん富江キャンプ村では予約すると地元食材付きのBBQセットや朝食のホットドックを注文できます。ホテルに泊まるような身軽さでキャンプを楽しめると初心者にも大好評。

また、大人数で泊まる場合や帰省したとき、友人が訪れたときにバンガローを選ぶという人も多いようです。最近では、リモートで仕事をしながら島の時間を過ごす人も増えており、ワーケーション利用にもおすすめ。五島市ではワーケーションの取り組みも行なっているので、こちらの記事はイメージしやすく参考になるはず。ぜひチェックしてくださいね。

五島でキャンプの注意点5つ

キャンプは楽しいことがたくさんあるとともに、予想外のことを含む大自然が相手であることを忘れずにいたいですね。ここでは、島でキャンプする際に気をつけたいことをまとめました。

❶ 風の強い日がある
特に、海に面したキャンプ場では強風が吹くことがあります。突風でテントを飛ばされないよう風の通り道の設置は避けましょう。また、落雷や倒木から避けるため、木の真下にテントを張るのも避けてください。

❷ 火の元に注意
市営のキャンプ場3ヶ所では焚き火は可となっていますが、直火はNG。必ず焚き火台を使用しましょう。もちろん消火もしっかりと。また、ガスカートリッジの使用にも注意。熱源の近くや高温になる場所を避けて保管してください。中の圧力が急激に上昇し破裂する恐れがあります。

❸ キャンプはキャンプ場でしよう
ありのままの自然が残る五島市ではありますが、キャンプ場以外でのキャンプは認められておりません。キャンプをするならキャンプ場のご利用を。

❹ 鳶やカラスなど、自然界の仲間がいることを忘れずに
キャンプサイトで楽しくパンを食べていたら、空から鳶が急降下して一瞬でパンを奪われた…という経験があります。特に、魚津ヶ崎公園キャンプ場では上空からの食材泥棒にご注意を。自然のなかなので、ムカデなど虫がいることも想定していてください。

❺ 雨の日の過ごし方を考えておこう
前もって予定していた日が雨だった、という事例も耳にします。風が強い日や雨の日の過ごし方も考えておきましょう。こちらの記事をぜひ参考にしてください。

キャンプでは上記以外にも、気をつけなければならないことがたくさんあります。自然のなかで過ごすという最低限の知識と備えを身につけ、安全なキャンプを楽しんでください!

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