~釣り三昧の五島釣果レポート~高級魚・クエ・釣果モーニング大満喫の3日間
【1日目】
7月11日早朝、伊丹空港に集合。まずは、伊丹空港から福岡空港を経由して五島列島福江島にある福江空港へ約2時間半で到着。
気持ち高まる中、レンタカーを手配して一路昼食へ。
福江空港から5分ほど車を走らせて、景勝地の名所鬼岳にある「鬼岳四季の里」さんへ。
名物の五島うどんを堪能。椿油で仕上げているとの事で麺がツルツルとした食感、あまからく炊かれた五島牛に、あご出汁とかつお、昆布のブレンドで優しいつゆ。あまりに美味しいのであっという間に食べ終わってしまい、ご主人にお願いしておにぎりとざるうどんも追加して完食。
店内では五島の民芸品『バラモン凧』も展示されており、お土産も買う事ができる。
食後は鬼岳へ。
当日は強い風の中顔を出す太陽が、芝生で覆われた鬼岳全体を照らして圧巻。
青い空と白い雲とのコントラストがあまりに美しく感動。
たった一時間ほどの滞在だったが五感で堪能、心地よく汗をかき下山。
夜には空一面の星空を芝生に寝転がって楽しめるとの事、是非次回行ってみたい。
車を走らせて武家屋敷通りの石垣を見ながら、お世話になる「旅館中本荘」さんへ。
NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』にもご出演なさった気さくで釣り好きのご主人には、二泊三日の釣行の期間中、安息地としてサポートして頂いた。
少し休憩を取って、夕方からはイカメタルの準備。釣りの聖地とも言われる五島での釣行、ものすごく気持ちがはやる。
それいけ大志丸さんと僚船二隻、合計三隻に分かれてケンサキイカを狙うが、このイカは明日の本命のエサとなるので、是が非でもたくさん釣って明日に備えたいところ。各々さらに気合が高まり、いざ出港。
明るい時間帯はなかなか厳しく、小さなケンサキが顔を見せてくれたがなかなか後が続かない。
息抜きにタイラバをやってみると、タマガシラや小さなフエダイがご挨拶。
日が暮れてライトアップするとようやく本命サイズのケンサキイカが。
着底後タナを定めてからステイする時間を長めにとっていると、大き目の個体がかかりやすいパターンを見つけて、ケンサキ独特の引き味を楽しめた。僚船でも同じように釣果を出す事ができて、初日のミッションは達成。
今すぐにでも食べてしまいたい美味しそうなイカだが、明日の本命を狙う為に活かして保管。
前日に大雨が降った影響からか、この日のイカはイエローなどの派手なカラーがお好きな様子で、パターンを見つけて連発に連発を重ねるツワモノも。タックルBOXには色んなカラーを用意して、その日その時の反応を見ながら、エギやスッテをローテーションしていく事が釣果を伸ばす秘訣。
楽しい釣りもあっという間に納竿時間となり帰港。
釣果やHITカラーなどをワイワイ言いながら宿に帰り、初日が終了。
【2日目】
二日目は起床時から雨風がかなり強かったが、港に着く頃には少し落ち着き、本命狙いでいざ出港。
昨夜捕獲したイカを泳がせて底付近でクエを狙うが、そう甘くない。
オモリの着底を静かに行う工夫、泳がせるイカに刺す針の工夫などのレクチャーを受けつつ、期待に胸躍らせる。
120号のオモリを着底させた後、底から3mほど巻き上げ、イカが泳ぐ感覚を穂先に感じながら、海底の起伏に合わせてまた底を取り、かけあがりではさらに1mずつ巻き、底を舐めるようにイカを泳がせる。
喰らいついてくる魚をイメージしながら、早合わせ厳禁と分かっていてもわずかな反応に体が反応してしまい、トライ&エラーの繰り返し。
強風で本命ポイントに向かえない中、講師の藤川様のサポートと、船長さんが皆必死になってポイントを探してくれたおかげで、様々な魚の顔を見る事ができた。
しかしながらさすがは五島の海、本命のクエを拝む事は出来ず悔しさが残るが、高級魚のオンパレード。やはりポテンシャルの高さは改めて凄い。
風や潮流などを判断して、早々に釣り方とポイントを変更した船は、スーパーライトジギングやタイラバで高級魚ラッシュ。
メタルジグではアカハタやイサキが次々と喰らいつき、船中賑やかに。
スーパーライトジギングのタックルにガツンと喰ってきたのは80cmクラスの真鯛。
強烈で荒々しいファイトに糸を引き出されながら、なんとかネットに入った時の喜びは格別。五島最高!
タイラバではオオモンハタ、アコウ、メイチ、イスズミと魚種豊富でとにかく楽しい。
この日も時間が許すタイムアップぎりぎりまで、五島を五感で楽しみ尽くした。
帰港後は、五島で評判の「旬鮮喰間 一登」さんにて食事会。
五島市役所の地域振興部観光物産課の磯沖さんとご挨拶、大自然あふれる五島のダイナミックな釣りを通じて、全国や世界から五島への誘致を増やし、フィッシングツーリズムを造成、醸成させようと活動を行われている。
季節により磯釣りやインショアゲームなどさまざまな釣りが楽しめる五島で、今回は船釣りを体験して『フィッシングリゾート五島』の魅力に触れる事ができたが、とにかく魚影が濃く、天候も功を奏してさまざまな魚種と出会う事ができ、全員が楽しく過ごす事ができた。
美味しい食事に舌鼓。どれを食べても美味しいが、とにかく魚が美味しい。
遊び尽くした体に沁みる。
沢山食べて沢山飲み、沢山話しをして沢山笑い、楽しい時間を過ごした。
【3日目】
お世話になっている中本荘さんにて朝食。
実は中本荘のご主人、あの辻調理師専門学校をご卒業後、フランスで料理を修業なされていたという経歴の持ち主。そんなご主人に、昨日釣り上げた真鯛やオオモンハタの調理をお願いして、これでもかと言うぐらいに美しく、鮮やかで豪華な料理にして頂き感服。
過去に未来にもこれ以上美味しい朝食はないのではと思うほど、自分史上最高の朝食。
この料理を食べる為だけでもまた来訪したいと心底思える料理、この原稿を書きながらも思い出してお腹が空いてしまうほど。
一方、本命を諦めきれない男たちは、竜道丸さんの船長と最終日最後のチャレンジ。
風や潮の状況からしても、今日が一番良いのでは、と船長。
飛行機のフライトまでわずか数時間の釣行、何とかクエの顔を拝みたい。
ポイント移動中には堂崎教会を眺める事もできた。1907年に建てられた教会は現在、資料館になっており、世界遺産と一体的に保存・継承していく資産とされている。
船長とっておきのポイント周辺で、魚探をのぞき込むと、隆起する海底周辺からそびえたつ濃い反応。これは逃せないチャンス。下手するとラストチャンスか。
船長の合図に合わせてオモリを海底へ。
『高級魚のクエを自ら釣り上げたイカの泳がせ釣りで狙う』
今回はこれを実現する為に五島に来た。
最終日ギリギリに顔を見せてくれた本命のクエ。サイズは5kgほどでクエとしてはさほど大きくないサイズだが、それでも5kgの魚とは思えない強烈な引き。
竿が絞り込まれる瞬間から電動リールが唸りを上げて糸を巻き上げて、水面にクエが見えてキャッチするまで、興奮してあまり覚えていない。
疲れが全て飛ぶ、歓喜の一瞬だった。
その後タイムリミットまでサイズアップを狙ったが、クエはそう簡単に相手してくれない。
夢はまた夢の先として、五島への置き土産。
帰港後、船長は神経締めまで行って頂き、適度なケースに美しく包み、氷袋を詰めて発送。
明日あさって中には大阪へ届ける事が出来るので、新鮮なまま届く。
帰路。
福江空港では2Fの鬼鯖鮨が名物。シングルとダブルが選べて、どちらも売り切れてしまっていたが、新たに予約すると30分ほどで届けてくれた。帰宅後にシングルを食べたが、肉厚の鯖が美味、シャリとのバランスが堪らない塩梅で、あっという間に食べてしまった。
福岡空港までは約一時間、福岡空港では乗り継ぎの待ち時間の間に軽食を取り、お土産購入とのんびり。徐々に現実に引き込まれる感じ。
予定時刻より少し遅れたが、無事伊丹空港へ到着。
朝から晩まで釣り尽くし、充実した旅を終えて帰路につき、無事に研修旅行を終えることができた。
また行きたい、また釣りたい、また遊びたい。五島最高!
タックルデータの一例
クエのませ釣り
ロッド:ギル14-175
リール:バトル20W GT
ライン:PE10号 300m リーダー230lb 3ヒロ
イカメタル・タイラバ・SLJ
ロッド:メタルゾンSSD 60-67
リール:セルテートLT3000XH
ライン:PE0.6号 200m リーダー3号 2ヒロ
【釣行日程・場所】
2023年7月11日(火)~13(木)in 長崎県・五島
【釣種】
イカメタル、クエのませ釣り、タイラバ、スーパーライトジギング
【釣行者】順不同
イチバンエイトグループ八尾社長、八尾専務、八尾マネジャー、熊野チーフ、藤本統括、大西アドバイザー、山田店長、友岡店長、橋本主任、福本主任、大沼、神田、佐伯アドバイザー、中江、小松主任、
講師 藤川様
講師の藤川様
産品センター鬼岳四季の里 0959-74-5469
それいけ大志丸 大山船長 070-6922-4400
ご協賛:グローブライド(株)様、(株)エイテック様、アリゲーター技研様、(株)魚矢様
厚く御礼申し上げます。