五島列島・福江島「白亜の大瀬埼灯台まで歩いてみました!」~大瀬埼灯台完全ガイド~
五島市の代表的な観光地、玉之浦町の大瀬埼灯台。 展望所から見る風景は、荒々しい断崖絶壁の上に立つ白亜の灯台と空と海の碧さと木々の緑とのコントラストが美しい景色となり訪れる人を感動させます。夕陽の名所でもあり、毎年大晦日には九州本土で最後に夕陽が沈むところということで「最後の夕陽の鑑賞会」も行われています。また映画やドラマのロケ地にもなっており、近年では連続テレビ小説「舞いあがれ!」のロケ地としても登場しました。
今回は、展望所から見える白亜の灯台まで初めて歩いてみました。
県道50号線から左折してしばらく車で登っていくと、大瀬崎園地の駐車場につきます。
この駐車場には大瀬埼灯台の説明プレートや各展望所の案内図もあります。はじめに確認すると園地の全体がわかりやすいです。
きれいに清掃された男女用のトイレもありますので、ここでトイレを済ませることをおすすめします。
※大瀬埼灯台入口にあるトイレは現在(2024年3月)使用禁止でした。
トイレ先の階段上に1つ目の展望所があります。
※ここから見える大瀬埼灯台
駐車場からの小道を進むと、2つ目の展望所があります。
木製の展望所からは、代表的な大瀬埼灯台の風景を見ることができます。
ネームプレートもあるので、灯台の風景と併せて撮ることも。
※ここから見える大瀬埼灯台
駐車場から道を挟んだ場所にも展望広場があります。
緩やかな階段を約1分歩くと東屋がある広場に着きます。
ここからの眺めは2つ目の展望所とほぼ変わりませんが、上にあがった分だけ更に広大な風景に。東屋もあるので、休憩しながら大瀬埼灯台の風景を楽しむこともできます。
※ここから見える大瀬埼灯台
車に戻り、さらに上へ向かいます。
途中、祈りの女神像へ向かう道が2か所あります。2つ目の登り口が近道になるようです。
祈りの女神像がある展望所からは玉之浦のまちが見えました。
この像の作者は、長崎市の平和記念像を製作した北村西望氏です。
行き止まりに着くと、大瀬埼灯台までの入口があります。
この日も島内外から多くの方が来られていました。
さあ、1.2キロのトレッキングスタートです!
歩道はきれいに整備されており歩きやすいですが、所々に階段があります。
ここからはずっと下りに。
100m間隔でマイルストーンが設置されており、下りでもあるので灯台にどんどん近づいていく感じで楽しみながら歩けます。
道中、木の枝を折ったり傷つけたりしないようお願いします。
600m辺りには、椿の木が多くあります。椿の花が咲くころ歩くときれいだろうな~と思いながら先に進みます。
歩き始めて約15分、灯台が少し見えはじめました。
視界が開けて灯台がド~ンと見えます。
眺めが壮大なので、ついつい見入ってしまいますが、ここからは足元に気をつけながらさらに下って行きます。
灯台のある場所に近づいたら、階段を上ります。
結構急な階段ですが、手すりが付いているので安心して登れました。
到着~ 白亜の灯台を見上げるとこんな感じです。
写真を撮りながら私の足で約25分で来ることができました。
360°の眺望でダイナミックな断崖やどこまでも続く地平線。
あれ?おもしろいものを発見
海の景色を見ていると、岩と岩に挟まれた石を発見。
満喫できたので、戻ることに。
来るときはほぼ下りだったということは、帰りはほぼ上りに…
「行は良いよい、帰りは〇〇」という昔聞いた童謡が頭を巡りながら黙々と歩きます。
約30分で駐車場へ到着。
通常の所要時間は約40分らしいですが、以外と早く戻れました。
展望所から見る大瀬埼灯台の風景もおすすめですが、一度はぜひ灯台まで歩いて欲しいです。行った人でしか味わえない迫力ある広大な自然の風景に感動間違いなしです。
ただ、灯台が見え始めたあたりからの道は少し歩きにくくなりますのでくれぐれもお気を付けて。歩きやすい靴がおすすめです。
ライター紹介
“旅したくなる五島”をお届けします!
両親の故郷五島岐宿町、魚津ケ崎公園の立小島の風景に魅了され『絶景カフェ&ランチ 花笑みきくや』をはじめました。 美しい広大な海、豊かな自然に囲まれた宝の島五島には見どころ、食べどころ、遊びどころ、学びどころ、いろんな“ところ”がまだたくさんあります。 ワクワク♪ウキウキ旅したくなる五島の魅力をお伝えします。