島への引越し料金を節約するには?方法と注意点を押さえて賢く引越し!
島への引越し準備を進めるにあたり、心配なのがその手順と費用ではないでしょうか。本土内での引越しとは手順が異なるため、情報収集と事前準備は漏れなく行いたいところ。
この記事では、島への引越しの手順や注意点と、引越し料金の節約方法をご紹介しています。
普通の引越しとはどう違う?島へ引越すための手順
まずは島への引越しの手順と、本土内での普通の引越しとの違いを見ていきましょう。
一般的に、島への引越しは以下の手順で行われます。
・円旧居からトラックへ荷物を搬出する
・引越しトラックが港でコンテナに荷物を積み替える
・フェリーで島へ輸送する
・港でコンテナからトラックへ荷物を搬出する
・トラックで陸送
・新居へ荷物を搬入する
島へ荷物を運ぶのはフェリーを活用する方法が一般的です。したがって、旧居と新居以外に港での積み替え作業が発生します。工数が増えますので、通常の引越しと比較して費用が高くなり、引越しにかかる日数も長くなることを頭に入れておきましょう。
引越し時に押さえておくべき3つの注意点
プロセスがわかったら、次は引越しの際に押さえておくべき注意点です。
一般的な引越しと変わらない部分もありますが、以下の3点は必ず確認しましょう。それぞれの項目について、確認すべき理由や内容を解説します。
1. 引越し料金の内訳を把握しておく
前の項目に記載した通り、離島への引越しはトラックでの輸送だけでなく船(または飛行機)ので輸送が絡みます。通常の引越しよりも内容が複雑で料金も高額になるので、総額のみの見積もりでは、どの工程で金額がいくらかかっているのか明確になりません。
工程によっては方法を少し変更するだけで料金をいくらか抑えられる場合もあり、その内容を引越し業者と相談する事もできるので、見積内容の内訳の確認は必須です。
2. 荷物をしっかり梱包する
一般的な引越しの場合は、旧居で荷物を搬出した後、次に人の手で荷物を動かすのは新居への搬出時になります。しかし、離島への引越しの場合、トラックからコンテナへ、そしてまたトラックへと、荷物の積み替え作業数が倍に増えます。荷物を動かす回数が増えれば、それだけ梱包の状態が変化してしまうので、梱包が甘い場合は解けてしまい、傷や破損に繋がる可能性があります。
また、海の上という陸上とは湿度や温度が異なるルートを通るので、環境の変化に弱い荷物も注意が必要です。観葉植物や壊れやすい食器類、高価なものなどの運搬を業者にお願いするのであれば、特にしっかりと梱包・対策しておくことを忘れないでください。
3. 荷物の到着日時をチェックする
最後の注意点は通常の引越しでも同様ですが、荷物の到着予定日は必ず確認しましょう。離島への引越しは陸送だけでなく海上輸送も発生する為、通常の引越しよりも日数がかかります。
また、海や空を通るため、自然災害の影響を受けやすいという一面も。その為、通常の引越しでは考えられないようなトラブルが原因で荷物が遅延してしまう可能性を視野に入れておく必要があります。特に梅雨の時期や台風の多い時期に南部の離島へ引っ越す場合や、冬場に積雪量の多い地域を経由するルートを通る場合は、どうしても到着予定日より遅延してしまう場合があります。
荷物やトラックの追跡サービスがオプションで付けられる場合は、多少金額がかかっても付けておくと安心です。
引越し料金を節約する方法とは
見積もりを取ってみて驚くのが、引越し料金です。
やはりコンテナ輸送が絡むと料金もなかなかのもの。できる限り節約したいという方は引越し準備の際に以下の方法を取り入れてみるのがおすすめです。
荷物の量は必要最低限にして、大きなものは現地で調達する
陸送でも海上輸送でも、最も効果的に節約できるのは「荷物の量を減らす事」です。引越し料金は段ボール箱の数と+αの家具・家電類の量/サイズで決まります。段ボール箱の数が15個と30個ではその料金が1~3万円程変わってきますし、大きめの家具家電類の運搬があるのと無いのとではその価格にもっと大きな開きが出ます。
現地で調達できそうなものは極力処分する事で、引越し費用の節約に繋がるでしょう。もし時間に余裕があれば、不用品をリサイクルショップやフリマサイトなどで売却すれば引越し費用の節約ができる上に、売ったお金を移住の準備金として使用できるので一石二鳥です。
宅急便・宅配便を活用する
単身で移住する方の場合は、可能な限り身一つで移動し、どうしても持って行きたいものに限って宅急便や宅配便を活用するのがおすすめです。引越しのプロに頼むのは安心感がありますが、引越し業者は料金の中に人件費やトラックのチャーター代などのコストが含まれます。
しかし宅急便や宅配便を利用すれば、このコストがかからない為、運搬料を安く抑えることができます。中でもクロネコヤマト宅急便や日本郵政のゆうパックは離島配送時の中継量が無料になっているので、よりお得に荷物を運ぶことが可能です。
混載便を利用する
混載便とは、他の人の荷物が入ったコンテナと一緒にまとめて海上輸送して貰える方法です。通常の見積もりではこの混載便の利用は前提になっていないので、本土の港から目的の離島までの運搬にかかるガソリン代や人件費は全て依頼主の負担という設定で作成されています。
しかし混載便を利用すれば上記の費用が他の人と割り勘になるので、比較的安い金額で荷物を運搬する事が可能です。ただし、時期や荷物量によっては都合よく混載便にできない場合もあります。
まずは移住先の相談窓口で情報を収集しよう
インターネットで調べられる情報はもちろんですが、やはり最も信用できるのは地元の人や移住者の先輩の経験談です。移住者を積極的に受け入れている離島であれば、移住相談窓口を解説していたり、問い合わせ窓口などに気軽に相談できる環境が整っています。
また、先に離島移住を経験した方の生の声が聞けるセミナーやコミュニティを運営している自治体もあります。中でも五島市の移住相談窓口はLINEなどでも気軽に相談しやすい環境が整備されていて利用しやすいです。費用相場を確認したい方は、移住者がよく使っている引越し業者や引越し費用を抑える方法などを尋ねれば、参考になる情報を色々教えてくれます。
また、五島市への移住を検討している方向けに、東京や大阪、福岡などで定期的に対面の移住相談会や移住セミナーを開催しています。引越しに関する事だけでなく、生活環境やコスト面なども詳しく知ることができるので、興味のある方は参加を検討してはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では島への引越しの手順や注意点、節約方法などをご紹介しました。島への引越しはインターネットで簡単に一括見積が取れるサイトもありますので、費用試算の際に是非利用してみてください。
また、前述の五島市をはじめとするさまざまな自治体で、引越しに関する相談もできますし、島によっては引越し費用の助成金が出る場合もあります。莫大な費用がかかってしまうので、行き当たりばったりはNGです。情報収集を怠らず、お得に賢く島への移住を実現させてくださいね!

























