レンタサイクルで福江島・岐宿(きしく)を巡ろう!-1

レンタサイクルで福江島・岐宿(きしく)を巡ろう!

福江島の北西に位置する岐宿町に「西海国立公園 きしく サイクル&ウォークフラワーロード」があることはご存知でしょうか。このフラワーロードは岐宿・魚津ヶ崎(きしく・ぎょうがさき)をもっと楽しんでもらおうと2021年に五島自然塾の皆さんが設定されました。 地元の人でも知らなかった場所や貴重な自然ジオサイトも見ることができ、楽しみながら学べるコースです。

今回はレンタサイクルできしくフラワーロードを巡ってきました。
※フラワーロードのコースには番号が付いた水色の木製ポールがあります。

特集INDEX

【11:00】 スタートは魚津ヶ崎公園(ぎょうがさきこうえん)

魚津ヶ崎公園は、岐宿町の唯一の観光スポットで日本ジオパークに認定された五島列島ジオパークのジオサイトでもあります。
エメラルドグリーンの海に浮かぶ立小島も絶景です。

広大な敷地に季節ごとに咲く花々は美しく、多くの方が訪れ楽しまれています。

コラム

花笑みきくや-1

花笑みきくや

花笑みきくやでは電動レンタサイクルの貸出を行っています。
レンタルが完了したら
さあ、まずは白石地区方面へGO!

花笑みきくや(レンタサイクル)

~水ノ浦漁港を経由~ 水ノ浦教会

美しい白亜の教会は、ドラマや映画のロケ地にもなりました。 

教会から少し上がった場所から魚津ヶ崎方面を眺める風景は絵になります。

国道384号線から海沿いの旧道へ

海沿いの旧道は車も少なく自転車でも安心。キラキラ光る海を見ながらのんびりと走っていると、途中停まってスマホで撮影したくなります。
右手に海、左手に田畑を見ながら五島南高校までのまっすぐな道を走っていると自然と鼻歌が♪ 

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近隣の見どころ-1

近隣の見どころ

<千鳥観音>
およそ200年前、白石湾にて一人の僧侶が富江出身の女性(富江藩主の千鳥姫だとの説あり)を連れ出して逃げようとしたが、漁師に見つかって囚われの身となりやがて処刑されたという悲しい出来事があった場所。その後、この湾近辺では不漁や不幸が続いたと言われます。この観音像は、その話を聞いた富江出身の女性が二人の供養のために寄贈したものです。

~白石地区・白石湾~ ともづな石

空海や最澄も乗っていた遣唐使船の寄港地でもあった白石湾。この白石地区には、日本遺産にも認定された「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成資産の1つでもある〈ともづな石〉があります。白石湾で風待ちをする遣唐使船が船体の後ろ部分をつなぎとめていた岩で、今も地域の方々が大切に守られています。

コラム

近隣の見どころ①-1

近隣の見どころ①

<塩竃(しおがま)宮>
昔、海水を焚いて水分を蒸発させ塩を作ったことを守護祈願したお宮。

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近隣の見どころ②-1

近隣の見どころ②

<神護(かんごん)川>
遣唐使船とゆかりのある白石地区に沸く水で、腐敗しにくく昔は薬用にも利用されていたという神護川の水。旅を支える命の水として遣唐使船にも積み込まれたとのこと。

惣津(そうず)港

白石地区の奥にある金毘羅神社鳥居から惣津港までは電動自転車で約20分。舗装された道路は登り下りの坂道が続きます。体力がない人は結構厳しいかも⁉ ちょっとした山登りといった感じです。

静かな惣津港からは海の向こうに魚津ヶ崎公園を見ることができます。防波堤では魚釣りを楽しむ人も。静かで穏やかな港です。

【13:00】川原地区の「お好み焼きれんげ」で昼食&休憩

ふわふわ生地のお好み焼きはエビ玉やタコ玉にエビ玉など全部で8種類。ほかにも焼そばやたこ焼きにソフトクリームも。おすすめは甘く煮込まれた五島牛が入ったうどんで、出汁が疲れた体にしみ渡ります。

~さあ、次は一気に八朔鼻へ~ 巨大な風力発電:八朔鼻(はっさくばな)

魚津ヶ崎公園からも見える白い風力発電は八朔鼻にあります。両サイド田畑に挟まれた真っ直ぐな道の先にあり、間近で見ると119mの超巨大風車です。

また、長崎県に自生する海岸植物の約1/3の種類が見られ、「五島八朔鼻の海岸植物」として長崎県の天然記念物に指定されていますが、最近は漂着ゴミや外来植物の侵入などの問題もあり保全するのが大変なようです。自然環境を守っていくことは大切です。

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近隣の見どころ-1

近隣の見どころ

<寄神(よりがみ)貝塚>
弥生式土器文化の前期後半から中期前半の発展過程を見ることができる長崎県指定の史跡。
貝塚としてこの時代の九州最大級とも言われカキ、サザエ、イボニシといった岩礁性の貝類が出土しています。

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巖立神社(いわたてじんじゃ)

五島藩主8代宇久覚が最初に建てた格式由緒とも高い神社です。
6月頃には鳥居から続く参道で乱舞するヒメボタルの幻想的な風景も見ることができますよ。

毎年9月中旬に開催される600年以上続く例大祭では、国指定無形民俗文化財に指定された「五島神楽」も奉納されます。

金福寺(きんぷくじ)

五島藩主8代宇久覚の墓碑がある金福寺は1383年巖立神社と同じく建立。

境内に入ると左手に見える大木は、3種の木(ホルトノキ・ハゼノキ・マサキ)が組み合わさった珍しい合体木です。

浜田海水浴場

白砂のコンパクトな静かなビーチは、ぼーっといつまでも海を見ていられます。 夏になると地元の子どもたちや小さな子ども連れの観光客で賑わいます。

ビーチからは魚津ヶ崎公園のキャンプ場まで遊歩道が続きます。立小島が浮かぶエメラルドグリーンの海に黒くゴツゴツとした溶岩海岸、季節ごとに歩道に咲くかわいらしい野花などを見ながらゆっくり散策できますよ。

【15:30】ゴール!

お疲れさまでした!
魚津ヶ崎公園まで車で来て、レンタサイクルでこのフラワーロードを楽しむのがおすすめです。

今回のご紹介スポット

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ライター紹介

花笑みきくや 花笑みきくや 陣内さん

“旅したくなる五島”をお届けします!

両親の故郷五島岐宿町、魚津ケ崎公園の立小島の風景に魅了され『絶景カフェ&ランチ 花笑みきくや』をはじめました。  美しい広大な海、豊かな自然に囲まれた宝の島五島には見どころ、食べどころ、遊びどころ、学びどころ、いろんな“ところ”がまだたくさんあります。 ワクワク♪ウキウキ旅したくなる五島の魅力をお伝えします。
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