カメラを持って五島列島（福江島）を旅する～五島の絶景ジオパーク巡り～
九州最西端に位置する五島列島・福江島。
ゆっくりと時間が流れる島にはとっておきの景色が溢れています。
ご紹介している場所は西海国立公園内です。動植物や溶岩の棄損がないようにしましょう。
撮影のテーマは「五島の絶景ジオパーク巡り」
画像の無断転載、無断利用はご遠慮ください。
特集INDEX
嵐の中の小浦赤灯台
シャッタースピード：1/160
レンズ：100mｍ
絞り値：f 5.6
ISO：100
【撮影場所】小浦（長崎県五島市玉之浦町玉之浦）
【撮影時期】9月中旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
嵐の日の小浦の赤灯台は大きな波を何度も何度も受けています。地層がむきだしの高い壁や磯の岩へ波が勢いよくぶつかっていきます。水が引くときには岩の上を白い糸のように水が流れて滝のようになり、美しい姿になります。嵐の日の撮影は離れたところから望遠レンズを使うとこのような写真になります。
【注意点・マナー】風が強い時は海の近くへは寄らないようにしましょう。
水しぶきの中の小浦赤灯台
シャッタースピード：1/200
レンズ：350ｍｍ
絞り値：f 9
ISO：100
【撮影場所】小浦（長崎県五島市玉之浦町玉之浦）
【撮影時期】9月上旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
風の強い日の小浦の赤灯台付近は高い水しぶきを上げています。島山島の地層がむきだしの断崖を超望遠レンズで捉えるとこのような迫力のある写真になります。風雨の強い日はカメラが濡れないようにしっかりと対策しましょう。
【注意点・マナー】この地域は海に面した静かな集落です。早朝の撮影時の会話は慎みましょう。
圧巻の断崖を背に磯釣り
シャッタースピード：1/200
レンズ：45ｍｍ
絞り値：f 4.5
ISO :320
【撮影場所】大瀬崎断崖（長崎県五島市玉之浦町玉之浦）
【撮影時期】8月下旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
玉之浦での磯釣りは瀬渡し船で行くことが多いですが、船を降りて少し離れると磯の上はこんなに大きな地層がむき出しになっています。釣り人がとても小さく見える写真が撮れます。
【注意点・マナー】この地域は高い崖の下になります。無理して徒歩で行かずに瀬渡し船を利用しましょう。
地層とローカルバス
シャッタースピード：1/640
レンズ：400ｍｍ
絞り値：f 7.1
ISO：160
【撮影場所】長崎県五島市玉之浦町玉之浦
【撮影時期】4月上旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
小浦と橋でつながる島山島は福江からは一番の奥地になります。島山島にかかる玉之浦大橋を一日に数本だけローカルバスが渡ります。ジオパークを走る姿を少し離れた場所から超望遠レンズで撮影するとこのような写真になります。
【注意点・マナー】この地域は海に面した静かな集落です。早朝の撮影時の会話は慎みましょう。
地層で出来た国会議事堂・島山島
シャッタースピード：1/320
レンズ：24 ｍｍ
絞り値：f 13
ISO：100
【撮影場所】島山島（長崎県五島市玉之浦町玉之浦）
【撮影時期】9月上旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
陸上からは見えない島山島の西側を海から見るとさまざまな形・模様になっています。この場所は国会議事堂の屋根部分のようにも見えます。船上からの地層見学はさまざまな模様を楽しませてくれます。
【注意点・マナー】船上での撮影は風や波の揺れに注意しましょう。移動中の撮影は危険ですのでご注意ください。
初夏の鐙瀬（あぶんぜ）溶岩海岸
シャッタースピード：1/100
レンズ：24ｍｍ
絞り値：f 11
ISO：100
【撮影場所】長崎県五島市野々切町
【撮影時期】6月上旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
鐙瀬ビジターセンターの先にある溶岩海岸の写真です。晴れて空が青い日には、この展望台から美しい景色を望むことができます。ここから海岸を見ていると溶岩が流れた様子を想像させてくれます。
【注意点・マナー】展望台付近の柵や岩に上っての撮影は危険ですのでご遠慮ください。
菜の花畑から見た鬼岳
シャッタースピード：1/60
レンズ：32ｍｍ
絞り値：f 20
ISO：100
【撮影場所】上崎山町（長崎県五島市上崎山町）
【撮影時期】6月中旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
鬼岳から上崎山方面へ下って行くと、菜の花が咲いている場所があちらこちらにあります。自分なりの菜の花と鬼岳がマッチした場所を探すのも楽しいです。山焼きがある年は緑色にならないこともあります。
【注意点・マナー】路上近くに駐車して撮影する時は、他の車の通行の妨げにならないように注意しましょう。
箕岳（みたけ）の桜と崎山地区
シャッタースピード：1/40
レンズ：24mm
絞り値：f 20
ISO：100
【撮影場所】箕岳展望所（長崎県五島市向町）
【撮影時期】3月下旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
3月下旬から4月初旬にかけて咲く桜の木はとても綺麗です。桜の咲いている時期は夜にライトアップされていることがあります。花見客が多い日は駐車できない事があります。山頂の途中から撮ると全体が綺麗に入ります。
【注意点・マナー】箕岳周辺は駐車スペースが少なくなっています。公園内から山頂までは約10分となります。
嵯峨ノ島（さがのしま）の千畳敷
シャッタースピード：1/11200
レンズ：7mm
絞り値：f 1.8
ISO：64
【撮影場所】千畳敷海岸（長崎県五島市三井楽町嵯峨島）
【撮影時期】1月上旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
これはスマホのパノラマモードを切り取りました。嵯峨ノ島は三井楽町の貝津港より定期船にて渡ります。人口が少ない地域なので、島内の全員が知り合いとなっています。千畳敷までは徒歩で約10分です。途中の標識に沿ってお進みください。
【注意点・マナー】
住人の方には気持ちよく挨拶をしましょう。千畳敷での水難事故には十分に注意をしてください。
初日の出のダブルレインボー
シャッタースピード：1/50秒
レンズ：35mm
絞り値：f 8
ISO：100
【撮影場所】大瀬埼展望台（長崎県五島市玉之浦町玉之浦）
【撮影時期】1月上旬
【撮影ポイント・撮影地情報】
2024年元旦の初日の出によるダブルレインボーです。初日の出の時間に大瀬崎の周囲で雨雲が発生し、その直後に大瀬埼灯台を綺麗に囲むようなダブルレインボーが出現しました。雨の直後に晴れ間が出た時は太陽と反対側を見ると虹が出ていることがあります。
【注意点・マナー】この地域は国立公園、ジオパーク内となります。ゴミは持ち帰りましょう。柵の上に乗っての撮影は危険ですのでやめましょう。
ライター紹介
ハセドン（夢拾いカメラマン 長谷川 稔）五島の美しい景色を撮って後世に残したいと思い、福江島に移住しました。
小学生の時からカメラに興味を持ち、小6の時には自宅の押し入れを暗室にして鉄道写真を現像し、多数のパネルを作成していた。
2018年よりポートレートや景色の写真作品作りと夢拾い清掃活動を開始。
2019、2020、2021年にFixtle Portrait Fukuokaの写真展に参加、同時開催の空想展にも出展。2022年よりAクロスの会作品展で自身初の景色作品を展示。
写真以外の趣味はスポーツ、野球（ピッチャー）とスキー競技（アルペンとノルディック）。40歳代になってからマラソンを始め、49歳でサブスリーを達成。
