ペットと一緒に五島市へ移住したい!知っておくべき準備と島のペット事情
理想の先にある、リアルな暮らしの準備。
移住前に知っておくべき、離島の医療・移動・住まい。
相談急増中!五島への「ペット連れ移住」
移住相談窓口では、ペットを連れた移住の相談が年々増加しています。
対象は犬や猫がメインですが、中には小鳥やウサギ、爬虫類と一緒に移住を検討されている方も。
しかし、離島への引越しは、人間以上にペットにとって大きな環境の変化を伴います。利用できる交通機関のルール、島内の限られた動物病院の状況、ペット可物件の希少性など、島ならではのハードルがあるのも事実です。
「知らなかった」ことで後から困ることがないよう、移動手段から移住後の生活まで、事前の入念な情報収集が、家族全員の幸せなスタートに繋がります。
ペットをつれて五島市へ行く方法
島への移動は「空路」か「海路」になります。利用する交通機関によってルールが異なりますので、必ず最新情報を公式サイトで確認しましょう。
空路(ORC:オリエンタルエアブリッジ)
ORCでは、小型のペット(小鳥、小犬、猫)を手荷物として預けることが可能です。
・予約制:予約時に必ず「ペット預かり希望」を伝えましょう。
・檻の貸出:希望すれば檻(ケージ)を借りることができます。
海路(九州商船)
長崎〜福江間を走るジェットフォイルやフェリーを利用する場合です。
・ジェットフォイル・高速船:ケージに入れた小型ペットのみ可能です。大型犬は乗船できません。
・フェリー:小型ペットはケージ利用。大型犬は甲板に繋ぐ形になり、別途料金が必要です。
五島市の動物事情(医療・アクティビティ)
島に移住してから「困った!」とならないために、医療環境を把握しておきましょう。
動物病院(福江島内)
福江島には現在、2つの動物病院があります。
・松本獣医科医院:犬・猫のほか、ウサギの爪切り等に対応。ハムスターは要相談。爬虫類・鳥類は対象外。
・いのうえ動物病院:犬・猫に対応。フェレット・ウサギ等は、専門外ですが出来る範囲で診察可能。爬虫類・鳥類は対象外。
爬虫類や珍しい小動物、鳥類と一緒に移住される場合は、専門的な診察が難しい現状があるため、本土の病院への通院も視野に入れる必要があります。
散歩・アクティビティ
・ビーチ・公園:基本的に自由にお散歩を楽しめますが、リードの着用は必須です。
・施設:市内には民間のドッグランやペットホテルも存在します。「五島市 ドッグラン」等で検索してみましょう。
・狂犬病予防:毎年、市役所や公民館などで集合注射が実施されています。
住まい探しと散歩のルール
ペット可物件は「かなり少ない」のが現状
不動産業者の賃貸物件、空き家バンクともに、ペット可の物件は非常に限られています。決して見つからないわけではありませんが、長期的なスパンで根気強く探す覚悟が必要です。
放し飼いは厳禁!
昔からの習慣で放し飼いを見かけることがあるかもしれませんが、現在は「放し飼い」や「リードなしの散歩(ノーリード)」は禁止されています。近隣トラブルを避け、ペットの安全を守るためにも島のルールを必ず守りましょう。
賃貸がなければ「買う・建てる」も選択肢に。
ペットとの移住を機に、賃貸ではなく「中古住宅の購入」や「家を建てる」という選択をする移住者の方も少なくありません。
「家を持つ」ことは大きな決断ですが、賃貸物件を探し続けるストレスがなくなり、何より大切な家族であるペットと気兼ねなく、理想の環境で暮らし始められるという大きなメリットがあります。

VOICE:ペットと島暮らし
五島市へ移住し、実際にペットと暮らし始めた方々は、どのようにして「島ならではの壁」を乗り越え、理想の生活を手に入れたのか。
愛する家族(ペット)と共に豊かな時間を紡いでいる3名の移住者のリアルな声をご紹介します。
VOICE01【犬と移住】
自然豊かな島暮らしと、シニア犬ならではの心配(移住歴4年/犬1匹)

9歳の柴犬と一緒に、和歌山から五島へ戻ってきました。
シニア期の移動ということもあり、ストレスを最小限に抑えるため、ゲージを新調し、移動時間が最も短くなる飛行機の乗り継ぎルートを選択。
当日は関西の空港まで車で送ってもらい、一気に五島へ飛びました。
新居では特に身構えず、まずは近所のお散歩から始めて、少しずつ島の環境に慣らしていきました。
実際に暮らしてみると、大自然の中のお散歩は最高に気持ちが良いです。ただ、意外と近所に犬が走れる公園が少なく、車で少し遠出することもありますね。
また、周りに田んぼや山がある環境なので、除草剤やダニ・ノミ対策にはかなり気を配っています(実はマムシに噛まれるハプニングも…!)。
島は動物病院の数が限られているため、これからさらに高齢になっていく愛犬の体調管理には少し不安もありますが、日々の変化をしっかり見守りながら、この豊かな自然を一緒に楽しんでいきたいです。
VOICE02【猫と移住】
フェリーを乗り越えて。先住猫と保護猫の心地よい距離感(移住歴2年/猫2匹)

9歳の愛猫を連れて佐世保市から移住しました。
移住前に2回ほどフェリーで来島。1回目は、キャリーに入れてフェリーの客席で過ごしましたが、涙を流していたため、2回目は車に乗せたままにしました(それでも不安な様子...)
移住時の引っ越しでは波が高くて少し吐いてしまったりと、離島移動の厳しさを痛感しました。
新居ではお気に入りの毛布に包まれながら、徐々に島での暮らしに慣れてくれました。
移住して1年が経つ頃、生後6ヶ月の茶白の保護猫(♂)を新たに迎えることに。まずは別々の部屋にし、ケージを使って2週間ほどかけて慎重にお互いの距離を縮めていきました。
今でも2匹の関係は「近すぎず、遠すぎず」ですが、それぞれのペースで寄り添い合う、愛おしい日常を見守っています。
VOICE03【保護のカタチ】
移住後に始まった、新しい家族との生活(移住歴8年/猫2匹)

移住したての頃は、まさか自分が猫と暮らすなんて想像もしていませんでした。
でも、保護猫活動をしている方との出会いや、持ち家への引っ越しが重なり、双子の姉弟を家族に迎えることに。
初めての猫との暮らし、しかも離島という環境に最初は不安もありましたが、島内には頼れる動物病院がありますし、いつものフードも近所のスーパーで気軽に買えるので、困ることはありません。
一緒に暮らし始めて5年。元気に家中を駆けまわる姿を見るだけで、毎日パワーをもらっています。
無邪気な姿を見ていると、可愛いだけじゃなくて「この先もずっと、この子たちが安心して暮らせるようにしてあげないと」と、そんな当たり前で大切な責任をしみじみと感じています。





























