パティシエとしてのスタートから数年―家族4人で歩む五島での暮らし - 畑中 隆仁さん・奈央さん
五島への移住、そしてパティシエとして新たな一歩を踏み出したご夫婦。「観光はたなか」で働く傍ら始まった暮らしの中では、最初は島での子育ての不安もありました。地域に支えられて島内での出産を乗り越え、現在は2人の子どもに恵まれて賑やかな毎日に。温かな島の人々と共に家族4人で歩む等身大の暮らしをご紹介します。
移住当初(2022年)のインタビュー記事はこちら→「五島の魅力に惹かれ、パティシエとして第二の挑戦」
- 移住支援員
- 数年が経ち、ご家族が増えた現在の暮らしをお聞きしました

家族が増えた日々の変化と、子ども目線から生まれる新しいアイデア
- 移住支援員
- まずは、今年5月の第二子(ゆうりちゃん)のご出産、本当におめでとうございます! お子さんが2人になられて、日々の生活リズムは大きく変わりましたか?

- 奈央さん
- ありがとうございます!
自営業なので、主人が丸一日休めるのは週に1回程度なんです。その日は家族揃って買い出しに行ったり、お出かけしたりするのが我が家のルーティンですね。子どもがいると、夫婦2人の時と比べて何をするにも倍以上の時間がかかるので、生活リズムは大きく変わりました。 
- 移住支援員
- 休日のお出かけ先は、五島ならではの場所が多いのですか?

- 奈央さん
- 自然がすぐ身近にあるのが本当にありがたくて。思い立ったらすぐに綺麗な海へ海水浴に行ったり、プールや山に虫取りに行ったりできるんです。

- 移住支援員
- 都会だと、どこに行くにも混雑との戦いになりますよね…

- 奈央さん
- そこが一番大きな違いですね!五島ならどこに行っても混むことがないので、子どもたちをのびのびと思う存分遊ばせられるのは本当に幸せだなと感じます。雨の日でも、児童館で体を動かして遊べるので助かっています。

- 移住支援員
- 家族が増えたことは、お仕事や商品づくりにも影響がありましたか?

- 隆仁さん
- 長崎県とポケモンの取り組みで、デンリュウが『ながさき未来応援ポケモン』に任命されているんですが、そのコラボお菓子の話をいただいたんです。
正直、それまでポケモンにはあまり詳しくなかったんですが、息子の影響で一緒に楽しむようになっていたので、『ぜひやりたい!』と積極的に商品化に取り組みました。 
- 移住支援員
- 子ども目線や家族との会話が、新しいアイデアにつながっているんですね。
逆に、島暮らしで少し困るなと感じる部分はありますか? 
- 隆仁さん
- 夕食のデリバリーや出前がとても少ないことかな。仕事が忙しくて「今日のご飯どうしよう」という時は、ちょっと困るときがあります。

離島での妊娠・出産体験と、移り変わる五島の子育て環境
- 移住支援員
- 離島での「妊娠・出産」に不安はありませんでしたか?

- 奈央さん
- 移住して半年後に第一子を妊娠して、その時(2022年12月)は長崎市内で出産。2026年5月に生まれた第二子は、五島市内の「五島中央病院」で出産しました。

- 移住支援員
- 島内での出産をご経験されたんですね。実際のサポート体制はいかがでしたか?

- 奈央さん
- 島内だからと不便に感じることは全くなかったです!産後ケアも看護師さんが親身に赤ちゃんの面倒をしっかり見てくれましたし、おすすめされ利用した産後ケアでの入院延長も、驚くほど手頃な料金で利用でき本当にありがたかったです。

- 移住支援員
- Uターンで2人のお子さんを育てている隆仁さん、ご自身が小さかった頃と今とで、五島での子育て環境って何か変わったなと感じることはありますか?

- 隆仁さん
- 昔に比べると、公園で遊ぶ子の数が減った印象はありますね。自分の子ども時代は常に誰かが外で遊んでいて、自然の中で遊ぶのが当たり前でしたが、今は室内遊びも増えているのかなと少し寂しく思うこともあります。

- 移住支援員
- 時代の変化もありますよね。一方で、新しく良くなったと感じる部分はありますか?

- 隆仁さん
- 習い事の選択肢が増えたのはすごく良い変化ですね!スイミングや英会話など、小さいうちから通える場所が増えて、子ども同士の交流や学びの場が広がったのはありがたいです。

- 移住支援員
- 市の施設なども充実していますか?

- 隆仁さん
- 図書館も新しく綺麗になって、親子で楽しめるイベントによく参加しています。それに、雨の日や夏の猛暑を気にせずのびのび遊ばせられる「全天候型こどもの遊び場施設」が完成予定とのことで、今から楽しみにしています。

都会にはない「体験の質」と、子育て世代を支える地域コミュニティ
- 移住支援員
- 都会と比べた時の「田舎暮らし・島暮らしならではの良さ」はどんなところに感じますか?

- 隆仁さん
- 圧倒的な「体験の質」ですね。東京で暮らしていた頃、花火大会やイベントに行くと、とんでもない人混みをかき分けて、ビルのかげからようやく花火を見るような生活でした。「花火を見るのに、こんなにお金と時間と労力がかかるのか…」と思っていたんです。

- 移住支援員
- 都会の大混雑は子連れだと特に大変ですよね。

- 隆仁さん
- でも五島なら、イベント時でも都会に比べたらゆったり見られますし、花火も大迫力で楽しめます。
木から直接カブトムシを捕まえたり、海で魚を釣ったり…「本物の生き物が生きている環境」に日常的に触れられるのは、子どもの成長にとって最高の経験だと思っています。 
- 移住支援員
- Iターンで移住した地域での子育てとなると「孤立」を心配するママも多いですが、地域の繋がりはどうですか?

- 奈央さん
- 移住して第一子を産んだ頃はコロナ禍真っ只中で、イベントが全くなくてすごく寂しい思いをしました。今は、親子で楽しめるイベントが本当にたくさん開催されて充実しています!

- 移住支援員
- 子育て情報はどのように集めていますか?

- 奈央さん
- 「五島市こども未来課」の公式LINEや、「子育て相談室 歩む」のInstagramなど、情報を手に入れやすい環境が整っています。
ベビーマッサージ教室もありますし、大人気の「産後ケア事業」にも参加して、今は親子でとても楽しく過ごせています。 
- 隆仁さん
- 僕も「歩む」が主催しているプレパパ・プレママ向けの「沐浴体験」に参加しました。上の子と少し年が空いていたので感覚を思い出せましたし、他のパパたちと交流できたのも良かったですね。
保育園の行事など、仕事の都合がつく限り夫婦で一緒に参加するようにしています。 
子育てを応援!まちなか子育て相談室「歩む」
妊婦さんから18歳までのお子様、そしてその保護者の方の悩みや不安を気軽に相談できる五島市の拠点施設です。「はじめての島での子育てで相談できる人がいない」という移住者でも安心できるよう、イベントや各種講座を通じて、パパ・ママ同士のネットワーク作りも後押ししています。
奈央さん・隆仁さんが活用されているように、SNSでの情報発信やパートナーと一緒に参加できる体験イベントも充実。夫婦で楽しく子育てに向き合える環境が整っています。

地方・離島だからこそ叶う「仕事と家族の時間」と、これからの移住者へメッセージ
- 移住支援員
- それでは最後に、五島への移住や子育てを検討している方へ、お二人からメッセージをお願いします!

- 隆仁さん
- 東京にいた頃は、仕事に追われて夜中の12時にようやく一息つくような毎日でした。でも五島にUターンしてからは、通勤時間が格段に短くなり、家族との時間をしっかり持ちながら仕事にも集中できるようになりました。
車は必須ですが、車さえあれば移動はラクですし、駐車場代も格段に安いです。都会に出て暮らしたからこそ分かる「地元・田舎の良さ」は絶対にあります。「家族との時間」や「暮らしやすさ」を見直したいと考えているなら、ぜひ五島列島への移住やUターンを検討してみてほしいですね! 
イベント情報をすばやくキャッチ!「こども未来課公式LINE」
五島市での子育てに役立つ最新情報をいち早く届けてくれる、子育て世代に心強いLINE公式アカウント。子育て支援制度や手当・助成金などの手続き情報から、親子で参加できる最新イベントの案内まで、スマホでキャッチできます!まずは友だち登録を♪

- 奈央さん
- 私も最初は「離島」という言葉の響きだけで都会との距離を感じてしまって、2週間ほど落ち込んだ時期がありました。でも、実際に暮らしてみるとすごく子育てがしやすい街です。
子育てイベントや支援制度も充実していますし、「今日ちょっと子どもを見てほしいな」という時はファミサポ(ファミリー・サポート・センター) に頼ることもできます。
「自分たちだけで抱え込まないこと」が大切だと思います。行政のイベントやUIターン者向けの交流会に参加すれば、共感し合えるママ友や相談できる相手がきっと見つかりますよ。美しい海と自然に囲まれた五島で、ぜひ一緒にのびのび子育てをしましょう! 
地域みんなで子育てを支え合う!ファミリーサポートセンター
「子育てを手助けしてほしい人」と「お手伝いしたい人」が会員となり、地域の中で温かく助け合う仕組みです。「急な用事で少し子どもを預かってほしい」「保育施設への送迎をお願いしたい」といった時に利用でき、地域の頼もしいサポーターが親身になって子育てを支えてくれます。
奈央さんのように「今日ちょっと子どもを見てほしいな」など、ちょっとしたお願いも気軽にできる心強い存在です。

旅や下見で会いに行ける!先輩移住者が営む島内の交流スポット
「移住に興味はあるけれど、現地に相談できる人がいなくて不安…」という方におすすめなのが、島内で先輩移住者たちが営む交流スポットを訪ねてみることです。 飲食店やゲストハウス、コミュニティスペースなど、旅や下見のついでに気軽に立ち寄れて、リアルな島暮らしの体験談が聞けるスポットをまとめました。
まずは一歩踏み出して、頼れる先輩たちに会いに行ってみませんか?
畑中さんご夫婦のお店がある「福江地区」ってどんなところ?
「観光ビルはたなか」の詳細はこちら
- 観光ビルはたなか
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